西要寺におけるお盆のお勤め

 「お盆」は、お釈迦さまの弟子である目連尊者の母が、仏法によって餓鬼の世界から救われたことから起こったといわれています。また、「盆踊り」も、母が救われたときに、目連尊者が飛びあがって喜んだ姿に由来するともいわれています。一般に、「お盆」には先祖供養をするならわしになっていますが、浄土真宗では亡くなったご先祖の供養のためにおこなうのではなく、ご先祖を縁として私に向けられている阿弥陀仏のはたらきに感謝する意味でつとめます。そのことから「歓喜会(かんぎえ)」ともいいます。

 西要寺におきましては、以下のように「盂蘭盆会法要(うらぼんえほうよう)」を毎年、同じ日時でお勤めしています。

日時  8月13日 午前11時より (法要時間は約1時間)

      14日      〃

      15日      〃     (於、西要寺本堂)

 出来ることなら、ご家族揃ってご参詣いただくよう御案内申し上げます。なお、過去帳・念珠・経本等をご持参下さい。経本につきましては本堂に置いてあります。また、仏具の茶器(水入れも含む)は浄土真宗では使用しませんのでそのような不要なものについては西要寺で処分しますので、ご持参ください。お守り、故人の写真等も同様です。

 また、西要寺の盂蘭盆会法要(13日・14日・15日)には諸事情により、お参りが出来ないという方につきましては、過去帳をお預かりすることも出来ますので、13日までに西要寺までご持参ください(15日の法要後にはお返ししますので、取りに来てください)。あるいは、法名と俗名を書いてもらう用紙(法名奉呈用紙)もご用意していますので、西要寺まで取りに来てください。

 なお、西要寺に今までご縁のなかった方でもお参りしていただけます(お申し込みは不要です)。お布施の表あるいは裏に、ご住所とお名前を書いていただけると、次回よりご案内ができますので、宜しくお願いいたします。

 初盆をお迎えの家につきましては、ご自宅までお参りにおうかがいします。今まで西要寺とご縁のなかった家にもお参りに行きますので、遠慮なくお申し出ください。諸事情により、初盆ではないけれども、ご自宅にお参りに来てほしいという方は、ご相談に応じますので、ご連絡ください。